2014冬アニメ感想
もうね、こんなにハマるとは思わなかった。はじめは「何だその設定」と思って適当に観てたし録画も観終わったら消しちゃってたんだけど、いつの間にか毎週待ちきれないくらい楽しみにしてる自分がいた。
完全に凪ロス状態ですわ……。DVDとかで観直ししたり、公式HPの記事をじっくり読んだりして今後も噛み締めていこうと思います。
現時点での感想を書くと、紡がスーパーイケメンすぎてつらい。あんなに察しのいい男子中学生、現実にはいないよなー。察しの良さでは要も相当だし、あの世界にはほぼイケメン(性格イケメン含む)しか出てこないのですが(おじいちゃんまでイケメン!)。
ああでも、ダメダメな酔っぱらいとか出てくるけどね。あと大人同士のわりとしょうもないもめ事が起こったりね。
ひかりとあかりが海を出て行くと決めたときのとーちゃん、辛そうだったよなあ。
そうそう、このアニメ、父親はわりと丁寧に描かれているんだけど、母親はやたらと死んだりしてあまり出てこないのよね。まなかとちさきのお母さんがちらっと出てはくるんだけど。あとは生きてた頃の美海ママがちょっとだけ。もしかしたら、あかりがしっかりした母親になるからバランス取ってそうなったのかな?
女子キャラでいうとまなかはハイパー天使すぎる。その天使が、ちさきやひかりの気持ちをしって揺れ動くところとか、単なる萌えキャラではないですよ! という主張のようなものを感じたり。
ちさきはわりと現実にいてもおかしくない雰囲気かな。すごく人間くさいというか。そういうところに紡は惹かれたんだね。
あと美海の成長とか、さゆのいじらしさとか、各キャラクターの魅力を語りだしたらキリがないのでキャラについてはこの辺にしときます。
ラスト、あの二人が浜中の制服着てるのはなんで? って思ったけど、今の中学の制服でも私服でもコレジャナイ感あると思う。なので浜中の制服にしたんだろうなと。
また、『言葉にしなくても』ってところは「いやいや言葉にしようよ!」と思ったんだけど、振り返ってみれば散々ペンダントや美海を通してお互い「好き」って気持ちは伝えてあるからね。最後にもう一回言っちゃうとくどくなる可能性があるからああしたんだろう。
最後に二人並んで海を見つめる表情が、「未来」を感じさせてくれてとてもよかったなー。
キルラキル
難しいことは考えずに楽しめた! 鮮血が単独でしゃべってるところは「ど根性ガエル」を思い出させてくれたり。絵柄も王道なストーリー展開も懐かしくてほんと良かった。
最終回のエンディング、鮮血に『かわいい服を着ろ』と言われた流子が、そのあとヤンキーらしくスカジャンを着ていて「やっぱり流子はそうだよね」と思わせておいて皐月様が清楚なお嬢様ファッションで登場したところがかなり好き(照れていたところもポイント高い)。まあ皐月様は元々お嬢様だったんだけどね。
マコが本当にかわいくて癒しだったり、そのマコをさりげなく気遣うガマ先輩がかっこよかったり、ああやっぱり語りだしたらキリがないよねー。
ゴールデンタイム
原作第一巻を読んだ時点で、この作品はアニメ化難しいだろうなと思った。
この作者さんの文体って、昭和のギャグマンガ・アニメのノリをそのまま文章に落とし込んでる感じなので、そのまま映像化する、しかも現代風の絵でとなると、どーすんんのこれ? というシーンがけっこうある。
そういうシーンは、アニメでそのまま使われた部分もあるにはあるけど、かなりばっさりカットされてたと思う。一話で言うと、サークルの勧誘に巻き込まれた万里は原作で“ジャンプしてキメッ”してる(今原作が手元にないんでうろ覚えです。違ったらすみません)。あれをまさか、やるのか? と思ったらやっぱりやらなくて、ホッとしたようなガッカリしたような微妙な気持ちになった。
花火大会の『お控えなすって!』ももちろんカット。その直前の先輩たちの不思議なノリですら、視聴者(私含む)には「?」状態だったし。
その辺は、アニメ作る人たちはすごーく苦労しただろうし悩んだんだろうなあ。
でも私はあの文体が好きなので。これから原作の未読部分を埋めていこうと思う。
そして後期のオープニング&エンディングが、すごく! 素晴らしかった!! 特にエンディング。曲も映像も可愛くてさー。
ナタリーで堀江さんのインタビュー読んで、ご本人も「(歌詞の中で)わかる部分がある」ということを仰ってて、ですよね!! と勝手に(本当に勝手に)親近感が湧いた。「これは香子ちゃんの曲だ」ってのにも完全同意。
で、その曲を手がけた(作詞・作曲・編曲)清竜人、前に「痛いよ」っていう鬱ぽい曲歌ってたなー、こんな曲も書くんだ、すごい! と思ってググってみたら、「誰こいつ!?」ってなった。いろんな意味で何者なんだろう??
丸ちゃんと墨染さんがうまくいかなかったり、無視しないで! とか○○菌が移る! とか、女子中学生あるあるがまっすぐ描かれていたのが良かった。もちろん設定はファンタジー満載だし、いくら好きな相手で怪我していようとも、たやすく女子をおぶってあげられる男子はそうそういないだろう(好きならなおさら無理そう)けどね。
いなりが自分のずるさを認めて素直に謝ったところとか、当たり前のことなんだけどいいなと思えた。まあ、現実だったらあんなにあっさり許してはもらえないけどフィクションだからね! 神様の精神年齢が幼すぎるとかも、そうしないとお話が成り立たないからね! !が多すぎだね! 原作読んでみたい!
映像がとにかく凝りまくってたなあ。謎をかなり多く残して終わってしまって消化不良気味……なのは仕方ないか。原作がまだ続いてるもんね。